編み終わった残りの毛糸でウール刺繍

編み物が終わると毎回少しだけ毛糸が余ります。

今回もゴム編ニット帽を編んだらきれいな色の毛糸が余ってしまいました。

なにかこの毛糸で遊べないかなぁと思いついたのが「毛糸でウール刺繍」です。

手芸部の部長兎村の作品ですが、毛糸刺繍と編んだ帽子。

大きな帽子と小さな帽子。セットで作品になります。

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ニット作品は自分が使う分以外は人にあげてしまうことが多いので、

「こんな作品を作ったなぁ」と言う思い出を、

こんな風に小さなウール刺繍で残しておくことができます。

残った毛糸で刺繍するので、送ったアイテムと同じ毛糸が見える形で残せるので、

思い出しやすいという利点もあります。毛糸サンプルにもなりますね。

 

編み物とウール刺繍

編み物とウール刺繍

完成はこんな感じを目指します。かなり立体的な作品になります。

 

手芸部でご紹介している毛糸は「編み物用」なので、

本来は刺繍に使える強度がないのですが、

リネンをベースにして、小さなアイテムをゆっくり縫えば問題なく刺繍ができました。

作り方をご紹介します。


(1)道具を用意しよう

編み物とウール刺繍

[ 用意する物 ]

道具の説明。

リネンはお店で刺繍用が売っています。手芸屋さんで店員さんに聞いてみて下さい。コットンは毛糸刺繍には向かないのでNGです。リネンは色が豊富にあるので毛糸の端を持ってお店に行って、色合わせして買っても良いかも知れません。

刺繍針もウール刺繍用の大きなサイズがあります。こちらもお店の方に聞いてみて下さい。教えてくれます。私は針セットで買って、使う毛糸に合わせて使い分けています。私の場合、2種類のメーカーを使っていて、DMC22号か、ルシアン刺しゅう針セットです。もしはじめて針を買う方であればルシアン刺しゅう針セットの方がオススメです。サイズが1〜6号まで入っているので、毛糸の太さで使い分けられて便利です。今回のニット帽や毛糸靴下はルシアンの1号を使って縫っています。

手芸ばさみは色々売っていますが、やはり数百円のものはすぐ切れなくなるので、少し質が良い物がオススメです。ヘンケルスの刺繍ばさみ事務ばさみを愛用していますが、1000円台で買える手芸系の鋏の中では、かなり満足できるアイテムで、切れ味が良いです。ヘンケルスに買い換えてから、どんな毛糸も楽に切れるし、ポンポンを作るときに今までの数百円の工作ばさみとは比べられないくらいのきれいな切り口が出ます。鋏は少しだけ良い物を使うと手芸は楽しくなります。

キャンバス枠は世界堂など画材屋さんに売っています。枠を使う理由は、毛糸刺繍は刺繍部分に厚みが出てしまい、ボコボコしてガラスが入った額などにきれい額装するのが難しいからです。縫い終わった刺繍作品を家で飾って楽しむのは、裏の刺繍に干渉しないキャンバス枠に、キャンバスを貼る要領でボードにするのがオススメ。キャンバスとキャンバス枠は別商品なので、画材屋さんで「キャンバスの枠だけ下さい」っていうと伝わります。分かりにくい場合はこのサイトの写真をお見せ下さい。今回はF0号という小さいサイズを使っています。枠は木の種類で価格も変わりますが、F0号はサイズが小さく、歪みも少ないので、リーズナブルな杉の木で大丈夫です。


(2)チクチク刺繍しよう

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ちなみに参考までにですが、今回はブリティッシュファインを3本取りで帽子の本体を縫い、ブリティッシュエロイカでリブとポンポンを縫っています。

帽子の編み方で作った毛糸の組み合わせとまったく同じです。ブリティッシュエロイカは細いのですが3本で縫うのはコツがいるので難しい人は2本でもいいかも。

memo3

鉛筆やチャコペンで薄く下絵をリネンに描きます。下絵を描いたリネンを刺繍枠にセットします。

私は下絵を消すのが面倒なので、線の外側を縫って線を中に入れて消してしまいます。

この方がきれいに仕上がります。

 

編み物っぽい感じを出すのに、V字で刺繍するとメリアス編みっぽく見えてかわいいです。

刺繍中、力一杯、毛糸を引っぱると、編み物用の毛糸は弱いので切れてしまいます。

ゆっくり縫うのがポイントです。焦らずにのほほんと刺繍しましょう。

 

完成したら刺繍枠を外して、シワに水を霧吹きでさっとかけ、

伸ばすようにアイロンをかけます。

毛糸なのでザブザブ洗ってしまうと縮んでしまうので、周りのリネンだけ濡らしてアイロンをしてください。


(3)刺繍したリネンをパネルにしよう!

編み物とウール刺繍

[ パネル作りに必要な道具 ]

ガンタッカーとはホチキスを壁打ちする便利な工具です。ホームセンターや東急ハンズのようなお店に売っています。

よく使う物ではないのですが、持っていると色々便利なので家に1つあるとよい工具です。替え芯もネットで買えますので、扱いはそんなに大変ではありません。サイズが色々あるので、よく注意して購入しましょう。昔、私もキャンバスを貼るのは釘と金槌を使っていましたが、ガンタッカーを使えば、すごく簡単に早く張れるので、最近はガンタッカーばかり使っています。

鋏とマスキングテープは家にあるモノでOK。マスキングテープは柄のないシンプルなモノがオススメです。幅は15mmの標準物が良いです。

編み物とウール刺繍

キャンバスフレームは後ろからセンターが見つけやすいので合わせます。

ちなみにフレームにはサイズが描いていますが、サイズが印刷されているのが裏面です。

 

合わせたら、まずは上を決め留めます。その次に下を留めます。

続いて左右を決めます。左右は引っ張る力でズレが出るので、先に決める方が少し寄せて引きます。

軽く力をかけて引きながら4点の留めたカ所の間を留めていきます。間、間、間で留めていきます。

シワがなくなるように、均等に力をかけてひっぱりながら、ガンタッカーで留めていきます。

四隅は折り込んで角を処理して留めます。

余分な布はカットしてもOKです。

 

リネンのフチから出てくる余計な糸くずを丁寧にカットします。

 

リネンはほつれやすいので、最後に布の端をマスキングテープで貼って留めます。

マスキングテープなので、貼って失敗したら張り直して下さい。
編み物とウール刺繍

こんな感じで裏面は見えないので、表面がきれいに貼れていれば問題なしです。

通常のキャンバス張りはフレームの横で留めますが、部屋に飾るときにあまりきれいではないので、私は裏面で留めています。

写真のようになれば完成!


編み物とウール刺繍

かぶったり、かざったり。

毛糸の時間を楽しみましょう。

編み物とウール刺繍

靴下やミトンなど、自分で編んだモノをモチーフにすると素敵ですね。

ウール刺繍

ウール刺繍

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